2016年 04月 09日
金澤流麺 らーめん南 特製醤油らーめん |
野々市稲荷の小学校向かい、移転した響の後釜に、湘南からやってきたラーメン屋があると聞いて馳せ参じました。自撮り写真まみれのツイッターとポエムブログのおかげで、開店前から評判の芳しくないお店ですが、響時代にネックとなっていた駐車場問題を改善しようとしたことは大いに評価できたので、訪問となりました。
一部がガラス張りになり、お客の様子が丸見え。いかにも都会的な店構えですが、商業地区ではないため少々場違いな雰囲気。コの字カウンターで囲むレイアウトは、ほぼ以前のままでした。小上がり席は廃止となり、大きな水瓶4台と待合室に改装。
待合室には開店祝いの花器が置かれ、その分、席が少なくなり、立って待つお客もいました。
夜の営業は店主一人。入店するも、挨拶もなければ待合室への誘導もありませんでした。とりあえず待合室へ。お客が頻繁に席を立ち、水を汲みにやってきます。待合室の水瓶は待っている人へのサービスというわけではなく、かすみ屋や衣歩(ともに閉店)で採用されていた、不親切なお冷やの提供形態だったのです。響時代より席の後ろを通りやすくなりましたが、客にとってはストレスが貯まるやり方です。
しばらく待ってようやく席に案内されました。一部の先客にはグラスの水が提供されていましたが、お水は出てきませんでした。セルフならセルフという説明もありません。仕方ないので水を汲みに行きました。小さな白い無地の紙コップがあるだけでしたが、仕方ないのでこれを使いました。香りのついた水でしたが、白い紙コップは検尿を思いださせるため、何も考えないことにしました。
メニューにあるラーメンは醤油らーめんのみでしたが、卓上のチラシには塩らーめんも載っているため、塩らーめんを注文して断られるお客が頻発していました。また、炊き込みご飯は売り切れでした。ということで、特製しょうゆらーめんと和タトゥイユを注文しました。野菜メニューがあることはポイントが高いです。初日に訪問した方々が気にしていたワンタンは品切れで、代わりにチャーシューかローストビーフが入るということで、ローストビーフを頼んでみました。牛ベースのスープなら、具も牛に関係する物が良さそうな感じがしたからです。
しばらく待った後、まずは和タトゥイユの登場です。やや味が濃い目のラタトゥイユでした。どこが和なのかというと、味噌を合わせてあるのだそうです。
小鉢サイズです。キューポッシュ響と比較。
続いて特製しょうゆらーめん。かなり大きな器なので、少なそうに見えてさにあらず。どこぞの新店の煮干しラーメンの量の少なさと比べたら雲泥の差です。肝心のラーメンですが、胡散臭いブログから正直期待していなかったからかもしれないのですが、意外と食べられる味で驚きました。四宮商店製という細めの麺もスープに合います。ただし、ラタトゥイユを摘みながらラーメンをいただきましたので、口の中にトマト風味が残る状態での感想です。
具のタケノコは異様な硬さでした。歯が折れないよう注意しましょう。
4月27日 追記
こちらのお店を初日に訪れた方々の感想をブログやツイッターで拝見しましたが、大御所も若者もラーメンブロガーもランチツイッタラーも等しく怒っていることに疑問を覚えました。苛つく自撮りとポエム、余所者が「金澤」を名乗ることへの反感からくるものではないかと推測していました。予想外の客入りで対応できなかった部分も多いだろう、温かく見守ってはどうかとさえも思っていました。
しかし、実際に訪問して場の空気を体験した後では、考えが甘かったことを反省しなくてはなりません。
「らーめん南@辻堂」(マッコロのブログさん)を読むと、藤沢のラーメン屋時代から、客をいらだたせることに定評があったことが分かります。
「2016年4月5杯目~金澤流麺らーめん南~」(ドリームさん)の報告からも、同様の態度であったことが読み取れます。
らーめん南のどこが悪いのか、この2つの記事を読めば大変よく分かります。それは、
ここに例の妙にポジティブな自撮りポエムという燃料がスーッと効いています。怒りが爆発しないわけがないという仕組みです。
この、感情の欠落は正直触れてはならない領域の話になりそうなので、この辺にしておきます。
一部がガラス張りになり、お客の様子が丸見え。いかにも都会的な店構えですが、商業地区ではないため少々場違いな雰囲気。コの字カウンターで囲むレイアウトは、ほぼ以前のままでした。小上がり席は廃止となり、大きな水瓶4台と待合室に改装。
待合室には開店祝いの花器が置かれ、その分、席が少なくなり、立って待つお客もいました。
夜の営業は店主一人。入店するも、挨拶もなければ待合室への誘導もありませんでした。とりあえず待合室へ。お客が頻繁に席を立ち、水を汲みにやってきます。待合室の水瓶は待っている人へのサービスというわけではなく、かすみ屋や衣歩(ともに閉店)で採用されていた、不親切なお冷やの提供形態だったのです。響時代より席の後ろを通りやすくなりましたが、客にとってはストレスが貯まるやり方です。
しばらく待ってようやく席に案内されました。一部の先客にはグラスの水が提供されていましたが、お水は出てきませんでした。セルフならセルフという説明もありません。仕方ないので水を汲みに行きました。小さな白い無地の紙コップがあるだけでしたが、仕方ないのでこれを使いました。香りのついた水でしたが、白い紙コップは検尿を思いださせるため、何も考えないことにしました。
メニューにあるラーメンは醤油らーめんのみでしたが、卓上のチラシには塩らーめんも載っているため、塩らーめんを注文して断られるお客が頻発していました。また、炊き込みご飯は売り切れでした。ということで、特製しょうゆらーめんと和タトゥイユを注文しました。野菜メニューがあることはポイントが高いです。初日に訪問した方々が気にしていたワンタンは品切れで、代わりにチャーシューかローストビーフが入るということで、ローストビーフを頼んでみました。牛ベースのスープなら、具も牛に関係する物が良さそうな感じがしたからです。
しばらく待った後、まずは和タトゥイユの登場です。やや味が濃い目のラタトゥイユでした。どこが和なのかというと、味噌を合わせてあるのだそうです。
小鉢サイズです。キューポッシュ響と比較。
続いて特製しょうゆらーめん。かなり大きな器なので、少なそうに見えてさにあらず。どこぞの新店の煮干しラーメンの量の少なさと比べたら雲泥の差です。肝心のラーメンですが、胡散臭いブログから正直期待していなかったからかもしれないのですが、意外と食べられる味で驚きました。四宮商店製という細めの麺もスープに合います。ただし、ラタトゥイユを摘みながらラーメンをいただきましたので、口の中にトマト風味が残る状態での感想です。
具のタケノコは異様な硬さでした。歯が折れないよう注意しましょう。
こちらのお店を初日に訪れた方々の感想をブログやツイッターで拝見しましたが、大御所も若者もラーメンブロガーもランチツイッタラーも等しく怒っていることに疑問を覚えました。苛つく自撮りとポエム、余所者が「金澤」を名乗ることへの反感からくるものではないかと推測していました。予想外の客入りで対応できなかった部分も多いだろう、温かく見守ってはどうかとさえも思っていました。
しかし、実際に訪問して場の空気を体験した後では、考えが甘かったことを反省しなくてはなりません。
「らーめん南@辻堂」(マッコロのブログさん)を読むと、藤沢のラーメン屋時代から、客をいらだたせることに定評があったことが分かります。
「2016年4月5杯目~金澤流麺らーめん南~」(ドリームさん)の報告からも、同様の態度であったことが読み取れます。
らーめん南のどこが悪いのか、この2つの記事を読めば大変よく分かります。それは、
迷惑をかけたお客に対するフォローが一切無い。
というよりも、迷惑をかけていることに気づいてすらいない。
ここに例の妙にポジティブな自撮りポエムという燃料がスーッと効いています。怒りが爆発しないわけがないという仕組みです。
この、感情の欠落は正直触れてはならない領域の話になりそうなので、この辺にしておきます。
by nekonekoworld
| 2016-04-09 05:16
| グルメ